編み物の洋書を紹介、イギリス、アメリカ、フランス版
編み物好きの方は、常に新しい素敵なデザインを探して、色々な本や雑誌を見るのが好きなことと思います。
日本にも編み物雑誌がいくつも出版されていますが、日本語の本だけでなく、海外の編み物雑誌も気になりますよね。
そこで、各国の代表的な編み物本(イギリス、米国、フランス版)をご紹介したいと思います。
イギリス、Lowan Knitting and Crochet Magazine
イギリスの高級編み物雑誌、Lowan Knitting and Crochet Magazineです。
Lowanは毛糸の会社としても有名ですよね。
Lowan Magazineは他の雑誌とは存在感がまるで違います。雑誌ではないような厚手の上質な紙に印刷され、美しく製本されています。しっかりとした作りの本です。
Lowan Magazineでなんと言っても楽しみなのは、その歴史的な建造物を背景にした美しい写真の数々。貴族な館や美しいお庭を背景にしながら、編み物作品を紹介しています。羊などの点在する、イギリスの美しい田園風景がバックになっていることもあります。見ているだけで惚れ惚れします。
たとえ英語の解説を見て編めなかったとしても、持っているだけで何となく満足な一冊です。その分お値段もお高く、日本に取り寄せると1冊四千円以上になります。
定期購読(英語サイト):https://www.rowanmag.com/shop/rowan-magazine/
アメリカ、VOGUE Knitting
アメリカでは様々な編み物本が出版されていますが、その一番有名なものがVOGUE Knittingであると言えるでしょう。
質感的にはLowan Magazineほどの高級感はなく、かなり薄手の雑誌です。中身もLowanほどの格式のある館ではありませんが、それなりに楽しめます。
VOGUE Knittingの面白さの1つが、楽しいデザインの編み物ファッションもさることながら、その豊富な広告です。さすがアメリカというくらい、実に様々な毛糸の会社があり、様々な美しい毛糸が売られています。日本でなかなかお目にかかれない美しい色合いばかり。そのような毛糸をネットで調べて日本に取り寄せることもできるかもしれません。
VOGUE KnittingにはiPadで見れる電子版もあります。
定期購読・紙版: Vogue Knitting
フランス、Phildar
フランスと聞くと、オシャレでセンスが良くて華やかで。。。というイメージがあるかもしれませんが、このPhildarという編み物雑誌は、案外地味だな、といった印象です。フランスの美しい風景をバックに、ということもなく、背景も色一色など極めて質素ですし、作品のデザインも簡単に編めそうなシンプルなものが多いようです。
ちょっとフランス語をかじったことがある、という方などは、フランス語の編み物記号を見て、「ふむふむ、こういう表現をするのか」と英語との違いを楽しんだりできるかもしれません。
ホームページ(フランス語):https://www.phildar.fr/